1961年生まれ。
大阪芸術大学卒業後、フリーのフォトグラファーとして活動。92年世界写真見本市「フォトキナ92」で「世界の新しい表現者」の日本代表として作品が選ばれる。その後、海外の雑誌に特集が組まれるなど国内外で活躍。独特な世界観をもち、現実と非現実を浮遊しているような奇跡とも言える作品は、写真という枠組みを超え、世界的にも類いなアーティストとして各界から高い評価を得ている。
2003年にZOOM International(イタリアのフォトアートマガジン)で表紙と巻頭特集。
2006年に美術出版社から出された集大成的作品集「天使に至る系譜」をもって、第一期 所幸則としてのキャリアをリセットすることを決意。
2008年に瞬間とは違った概念の時間軸を取り入れたOne Secondシリーズの制作を開始。
2008年秋に個展「渋谷1 Second瞬間と永遠」を渋谷で開催。
2008年5月にEYEMAZING(オランダのファインアートフォトマガジン)で巻頭特集。
2009年9月に日本初のフォトアートフェアである「東京フォト2009」に出展2010年3月31日〜5月30日大型個展、所幸則写真展「PARADOX」をGALLERY 21にて開催。
2010年9月には日本唯一のフォトアートフェアである「東京フォト2010」にメイン作家として出展
2010年11月6日〜12月19日には上海のM50にて「上海1秒」を開催。写真芸術の現場に取材される。
http://polosonearth.com/12/30/写真芸術の現場・所幸則【前編】
http://polosonearth.com/01/06/写真芸術の現場・所幸則【後編】
http://polosonearth.com/05/27/写真芸術の現場 special-interview-vol-3
■アーティストステートメント■
時は流れていく、
誰の意思とも関係なく。
バスが美しく並んだ瞬間、そこを駆け抜ける少女の数秒。
たった数分間映し出される光の織りなすショーのような風景、その前を通り過ぎる人々、僕はホームタウン、渋谷の街に向かい合い、1秒(One Second)という時間経過の間に起こる事実を1枚の写真で表現することにした。
時の流れの無情さとその儚さを表現するために。
渋谷、この街の真ん中に立つ。 人も車も一瞬も停止していない。
しかし光も影も停まってはいないことに気がついた。
刻々と居場所を変え、光を反射するビルも道路に落ちる影もどんどん移動していく。
光は次のビルの窓に、影は次の道路に落ち、さらにそこを通り過ぎる人や車が絡み合い、複雑な街の風景を展開する。
どっかりの地に足をつけて人間を見下ろしているように見えた街、渋谷。
この風景に儚さを感じるようになったきっかけは、自分の肉体に対する老いからだった。
最初は人、車、電車、動くものが儚く見えた。
ところがしばらく撮り続けることで、渋谷という街の風景全体が目まぐるしく変わり、建築物でさえその例外でない事に気がついた。
東京の“今の姿”を最も顕著に表現し続けている街、渋谷。
街の儚さに気づいた時、地球ですらその例外ではないことに想いがめくり、
僕は突然目眩を覚えた。
僕が感じる儚さ、これを的確に表現するには、One Secondの技法以外では不可能だと感じている。
“One Second(一秒)という時間”の感じ方には個人差はあるだろう。
ただ、僕はこのルールを設定することが世界に通じる“時間のかたち”への共通の認識になることを信じている。
http://www.tokoroyukinori.com/





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